スピーキングの勉強成果として、アルク社のTSSTを受ける人もいるかと思います。
今回はそんなTSSTでレベル6の難易度、そして取るための勉強量をご紹介します。
TSSTの難易度
私の実績ですが、
レベル5 = TOEIC700~820点くらい
レベル6 = TOEIC800点~
リスニングとリーディングが得意でもスピーキングの練習をしていなければ
TOEIC800点台でも余裕でレベル4です。
私は830ですが、ずっとレベル4~5をウロウロしていました。
TSST レベル6を取るための勉強
トータルの勉強時間
TSST4から5に上がるまでは、大体3ヶ月くらいでした。
ところが、5から6に上がるまでは1年半くらいかかっています。
正直なところ、英語だけに集中できる状況じゃなかったため、
非常に時間はかかってしまいましたが、
集中しても半年はやり込む必要があると感じています。
具体的な勉強方法
では、実際にどんなことに取り組んだかをご紹介します。
①日本語⇒英語の瞬間英作文
瞬間英作文とは、日本語の問題を見て英語に訳すというそのままの作業です。
ですが、中学レベルの英文でも、なかなかスラスラとは言えません。
今回練習したテキストはこちらの「表現のためのロイヤル英文法」です。
このテキストは本当は文法解説書で、めちゃめちゃ分厚いです。
大学受験の頃、フォレストとか総合英語とか色々な分厚い参考書を持っていましたが、それと同じ感じです。
実際に使うのは本紙部分ではなく、「暗唱例文集」を使います。
暗唱例文集には、
英語:This pond fleezes in the winter.
と、日本語と英語がワンセットで記載されています。
そして付属CDは、
- 日本語
- ゆっくりめの英語
- 早めの英語
がワンセットになっています。
瞬間英作文の方法
②すぐに対応する英語に訳す
③答えの英語を聞く
日本語を聞き、その次の英語が流れる間に瞬間英作文をします。
その後、正しい英語が流れてくるので答え合わせができます。
この「表現のためのロイヤル英文法」の暗唱例文集がめちゃくちゃ優秀なところは、
日本語から英語までのブランクが英作文するのにちょうど良いというところです。
他のテキストのCDではリピートできるだけの間がなかったり、
ゆっくり目の英語と早めの英語と別れていることはないです。
このテキストでの瞬間英作文は、すごくおすすめです。
②過去問で練習
過去問として配布されている資料はありませんが、自分が受けた問題を控えました。
また、ネット上で他の方がこんな問題が出ました!といった情報を収集し、
自分の過去問として取り組みました。
それをプログラムでランダム出力するよう仕組み、実際にランダムで問題を出力して、実際に45秒間の回答に取り組みました。
過去に受けてる問題なので、わかってるはずなのに実際にやってみると詰まってしまい、なかなかスラスラと喋ることができません。
これを繰り返して過去問は全てスラスラと喋れるようにしました。
ちなみに過去に同じ問題が出たことはありませんので、予想問題ではなく、あくまでも練習です。
下に過去問へのリンクを張っていますので、ぜひご利用ください。
レベル6の重要点
評価項目
TSSTでレベル5~6を取るのに必要なことは発音よりも、
- 正しい文法で組み立てられているか
- 続詞を十分に使えているか
- つまらずに喋れているか
という点を重視しています。
特に、②の接続詞は重要で、単文ではなく複文で文章を構成できると評価が上がります。
さらに言えば、
and,but,soなどの単純接続詞ではなく、
because, if, althoughなどの従属接続詞を使えるとさらに加点されます。
テクニック
TSSTは、まとめる力を見るのではなく、自然な会話ができているかを見るテストです。
一問当たり45秒という時間がありますが、無理に45秒でまとめる必要はありません。
一つの文章の冒頭45秒を話すといったスタンスで取り組みましょう。
まとめ
スピーキングは、TOEICで高得点が取れても簡単に取れるものではありません。
ですが、TOEIC高得点ホルダーであれば、単語や文法はちゃんと理解できているはずです。
話す訓練を行なっていけば必ずレベル6までは取得できるはずです。
ぜひ、瞬間英作文と過去問に取り組んでみてください!
過去問
TSSTの過去問です。ご利用ください。
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